包丁所持容疑の男 散弾銃を所持 「山梨トヨタ自動車」の社員、佐藤久司容疑者を逮捕

2日午前、甲府市の自動車販売会社の事務所で包丁をもっていたとして、42歳の社員の男が銃刀法違反の疑いで逮捕されました。
 この社員は、ほかにも許可を受けた散弾銃を手に持っていたほか、「上司とトラブルがあった」という趣旨の供述をしているということで、警察が詳しい動機やいきさつを調べています。

 逮捕されたのは、大月市大月町真木に住む「山梨トヨタ自動車」の社員、佐藤久司容疑者(42)です。
 警察によりますと2日午前9時半すぎ、甲府市宝1丁目の「山梨トヨタ自動車」本社の入り口付近で、「銃を持った男がいる」と目撃した従業員から警察に通報がありました。
 警察官がかけつけると、佐藤容疑者は事務所の入り口にいて、説得のうえで持ち物を調べたところ、かばんの中から刃渡りおよそ17センチの包丁1丁が見つかったため、銃刀法違反の疑いで逮捕しました。
 佐藤容疑者は、包丁以外に県公安委員会から許可を受けた散弾銃を手に持っていましたが、散弾は込められていなかったということです。
 けが人などはいませんでした。
 調べに対し、佐藤容疑者は「社内で上司とのトラブルがあった」という趣旨の供述をし、容疑を認めているということで、警察が詳しい動機やいきさつを調べています。
 山梨トヨタ自動車によりますと、佐藤容疑者は県内の販売店に勤める営業職の社員だということです。

 男が来た事務所の中にいた山梨トヨタ自動車の車両業務課の保坂英治課長は「当時、20人ほどが働いていた2階の事務フロアにいましたが、誰かが『外に避難しよう』とせかすように言ったので、意味も分からず外に出ました。外に出る途中で、誰かが入り口の自動ドアを蹴ったり何か騒いでいるようでした。急にこんなことが起きて従業員も驚いていますが、けがをした人もいなかったのでよかったです」と話していました。
 また、佐藤容疑者については「真面目で明るい人だと思います。勤務態度の問題や何かトラブルがあったとは聞いていません」と話していました。

 近くに住む男性が、事件発生後の午前9時47分ごろ、自宅から現場の山梨トヨタ自動車の敷地内を撮影した動画では、事務所の建物前の駐車スペースに何台ものパトカーが駆けつけてきました。
 事務所の入口付近では多くの警察官の姿が見られたほか、敷地の外では避難した社員や通行人が現場を見守っていました。
 そして、パトカー1台がサイレンを鳴らして敷地外に走り出したあとはそれまで騒然としていた現場が少し落ち着いた雰囲気になっていました。
 この動画を撮影した近所に住む男性は「午前9時47分ごろ、建物の正面に警察官が集まっていて建物の中に入っていったら声がした。その後、犯人が出て来て叫んでいたので動画を撮った。何か言い訳をしているようだったが、何を言っているかまではわからなかった。抵抗はしていなかった。近所で起きてびっくりしたが終わったようだからよかった」と話していました。

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